バリ島では道などに花びらなどが入ったものが、線香と一緒に置かれているのをよく見かけると思います。
これはチャナンと呼ばれ、バリヒンドゥー教のお供え物になります。
自然のものから作られているチャナンの入れ物はココナッツの葉から。
中にはパンダンという葉っぱを細かく刻んだものに赤やピンクなど鮮やかな色の花びら、ご家庭によってはお菓子を入れたりします。
チャナンはデンパサールでは四角い形がほとんどですが、ウブド方面は同じ四角い形でも、サイズが少し小さめ、他の地方では丸い形をしていたりなど、様々です。
このチャナンは1日1回、家の各部屋、車やバイク、家寺など決められた場所にお供えする他、地面にもお供えします。
地面より上のお供え物は神様へ。
道路などの地面に直接置かれたチャナンは悪霊へのささげ物、悪さをしないでね。
という意味で置かれています。
そして、観光としてバリに訪れる方がよく目にするのが、この地面に置かれたチャナンだと思います。
チャナンは置いた時にお供えは終わっているので、誤って踏んだり、蹴ったりしても、全然大丈夫ですので、安心してくださいね!