多胡 大樹
2010年入社
旅行業界には、4月~9月の上期と10月~3月の下期という、年間2つの大クールがあります。弊社が1クールに提供しているツアープランは、バリ島のものだけでも数万件に及びますが、それらすべてを造成してウェブサイトに掲載、販売していくのが私たち商品企画の仕事です。
商品企画の際に心がけているのは、自分本位のプランに陥らないよう幅広い視点で物事を見ること。以前、料金は安いけれど、シンガポールでの乗継ぎが8時間もあるというツアーを掲載したことがあります。当初、「こんなプランは売れないだろう」と考えていたのですが、蓋を開けてみたら大当たり。知らず知らずのうちに捉われていた自分の先入観を、あらためて反省した出来事でした。
そして毎日、欠かせないのはサイトの問い合わせ状況のチェックです。
お客様からの問い合せが少なければその理由はどこにあるのか、逆に多ければ、どこに魅力があってどのようにすれば次のよりよい商品企画につなげることができるのか。1件1件のツアーに対して検証を積み重ねていきます。また、ネット販売では、プラン内容の良し悪しだけでなく、その“見せ方”も売上に直結する重要なファクターです。ページの閲覧状況や他社サイトの動向などもふまえて、どのような“見せ方”がお客様の心に響くのか、トライ&エラーを繰り返しながらも、より魅力的で使いやすいサイト構築を目指しています。
この仕事の魅力は、自分がつくったものに対して、お客様のダイレクトな反応を知ることができる点ではないでしょうか。
やはり、お客様からの問い合せが多いとうれしいものです。
また、「この見せ方はイマイチだな」などと感じたら、すぐに修正のできるところが、ネット販売の良さ。
やってみてダメなら、また変更すればいいので、いつでも積極的にチャレンジできます。
そうやってあれこれ工夫を重ねていって、最初は埋もれていたツアープランが売れ出したときには、喜びもひときわですよ。
商品企画というイメージに憧れを持っている人もいるかもしれませんが、実は日々の仕事においては、地道なルーティン作業が多いものです。ですから毎日、同じことを同じ手順で実行することのできる堅実性は、大事な資質だと思います。また一方で、先入観に捉われず、新しい情報をどんどん取り入れていく姿勢も必要になります。もちろん、主体性なく周囲の情報にあちこち振り回されてしまうようではいけませんが、自分を信じつつも多面的な視野で物事を考えられれば理想的ではないかと思います。
休日は子供たちと一緒にサッカーをしたり、公園で遊んだりして過ごすことがほとんどです。
今はなかなか海外旅行には行けないのですが、実家のある群馬には時々帰省しています。
自然の中で子供たちと遊ぶ時間は、自分にとってもリフレッシュできる良い機会となっています。
けれども休日であっても、買い物ついでに旅行代理店のカウンターでパンフレットを見たり、
インターネットで他社のサイトをチェックしたりという情報収集は行っています。
いつでもどこでも、やはり自分の仕事に関することは気になってしまうものですね。
弊社には言いたいことを言い合える、風通しの良さがあります。
私自身、上司に臆せず物を言っていますし、部下にも同じ環境を整えているつもりです。
そんな中で一緒に働く人に対し、私が重視するのは、“自分がやる!”という意欲や行動力。
誰かが大変そうなら手伝いを申し出るなどの配慮ができる人ならうれしいですね。
そして間違っていたとしても、まずは“自分で考える”という姿勢も大切です。
就職活動中の人には、ぜひそんな心がまえを持って頑張ってもらいたいと思います。
バリ島に関する知識や経験は、特に問いませんよ。
6:30 | 起床。 朝食はフルーツくらいで済ませます。 |
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9:45 | 出社。メールチェック。HPからの問合せ内容もチェックし、それぞれのツアーの状況を確認。 変更すべき点などあれば対応。 |
10:00 | 新人スタッフの指導をしながら、 新規ツアー造成の準備を進めます。 途中、電話応対なども随時行います。 |
12:30または13:30 | 昼休み。曜日ごとに早番・遅番で時間が異なります。 会社周辺でランチをとります。 |
13:30または14:30 | 午後からの業務スタート。メールやHPの問合せ内容のチェック・対応、ツアー造成の準備など、午前中からの仕事を繰り返していきます。 |
17:00 | 各支店の商品企画業務について進捗確認・内容把握。 また、忙しそうなスタッフがいれば、その仕事を手伝います。 |
20:30 | 帰宅。夕食は野菜多めのスープなどで軽く。入浴。 |
24:30 | あまり遅くならないうちに、就寝。 |
各ホテルのリリース、各国の雑誌など多岐に亘り情報を収集し、商品企画に役立ててます。